3分で納得!ベストなタイミングとは
携帯乗り換え(MNP)を、おトクに実施するにはタイミングの見極めをしてから契約するのがおすすめです。
タイミングには3つのポイントがあります。1点目は解除料発生の有無のタイミング、2点目は日割りのタイミング、3点目は割賦契約金の残債です。そしてさらに、新たに契約する携帯電話販売店のキャンペーンのタイミングも踏まえればカンペキです。
今回の記事では、おすすめの携帯乗り換えタイミングの見極め方について解説します。
▶目次
1、携帯乗り換え転出時のタイミング
携帯乗り換え(MNP)は転出時のタイミングによって発生する費用が大きく変わります。おすすめの携帯乗り換えタイミングについて解説します。
長期割引の違約金のタイミングについて
ほとんどの携帯電話ユーザーは、現在利用中の携帯電話で2年割引(月月割、毎月サポートなど)に加入しています。これらの割引は、2年間の長期契約を結ぶ代わりに、月々の携帯電話使用料が割引になるサービスです。ただし、設定された更新期間以外に解約を行った場合、所定の解除料(違約金)が発生します。
現在、ほとんどの2年割引の解除料は9,500円です。2年割引は自動更新され、更新期間満了後、新たな2年割引がスタートします。現行のプランでは、ドコモ・au・ソフトバンクそれぞれ、新規契約後、25か月、26か月目が更新期間です。
※旧プランや最新プラン契約中のユーザーの方や格安SIM契約中の方など、上記条件に当てはまらない方もいます。しかしながら、なんらかの長期契約契約中のユーザーが大半ですので、カスタマーサポートやWebサイトにてご自身の契約中のサービス内容について確認し、解除料の発生しない期間について確認しましょう。
日割り料金のタイミングについて
乗り換え転出時のタイミングでもう一つ気を付けたいのが、日割り料金のタイミングについてです。
携帯電話の基本料金で定額制のもの(通話定額・データ定額)は日割りになりません。従って、月の途中で携帯乗り換えを行った場合に、転出元と転出先とで、料金の請求が二重になってしまうケースがあります。定額料を合計すると最もライトなプランでも5,000円を超えるので、二重にかかると大きな出費になります。
ドコモとauの場合には、料金の締め日が月末なので、タイミングとしては月末に乗り換えをすれば請求書の二重払いを最小限に抑えられます。ソフトバンクユーザーの場合、締め日が10日、20日、月末と3パターンあります。締め日直前のタイミングでの乗り換えがおすすめです。
(転出先が、ドコモ、au、ソフトバンクの場合、転出後の初月の料金は、日割り請求になります。)
割賦契約金の残債について
携帯電話の端末を割賦契約で購入している場合、割賦契約の残債が残っているケースがあります。割賦契約の残債が残っているうちに携帯乗り換えを行うと、転出前の端末料金と新規契約先の端末代金を二重に支払うことになります。
また、解約(携帯乗り換え)と同時に、毎月サポートや月月割の割引サービスの適用が終了してしまう点にも注意が必要です。
2、乗り換え先のおすすめタイミング
乗り換え先でも、タイミングによっておトクなキャンペーンを適用できる可能性があります。
キャリアのキャンペーン・端末価格
キャリアのキャンペーンについては、事前に情報が出回らないことが多いので判断が難しい部分がありますが、学割や家族同時加入キャンペーンなど、端末価格が割引になったり、ポイントが付与されたりするキャンペーンが期間限定で展開されることがあります。
また、現在実施中のキャンペーンについても、期間限定で実施されていますので、カタログやメーカーのホームページなどでキャンペーンの実施状況を確認してから携帯乗り換えのタイミングを検討しましょう。
他に、新機種発売などのタイミングによって、型落ち機種の値下げが行われるケースもあります。
販売店のキャンペーンに注目する
販売店が独自に期間限定のキャンペーンを展開するケースがあります。
かつてに比べれば、高額キャッシュバックやプレゼントは影を潜めていますが、特にインターネット販売店(ソフトバンク)では、今も大幅なキャッシュバックが展開されるケースがあります。
大幅なキャッシュバックを見逃さないコツは、ネット販売店のウェブページを細かくチェックし、キャンペーン情報を見逃さないようにすることです。ドコモショップやauショップなどの実店舗で少しでも安く買いたいという方は、店舗のツイッターやFacebookをフォローすると、特に週末に向けておトクなセールが展開されるケースがあります。
3、まとめ
この記事では、携帯電話乗り換え(MNP)のおすすめのタイミングの見極め方(転出時・新規契約時)について解説しています。
携帯乗り換えは、タイミングを少し工夫するだけで同じ商品を同じテンポで購入した場合でも、発生する費用が大きく異なります。転出時には、長期割引の解除料と定額料金の日割り料金のタイミング、割賦契約金の残債に注意しましょう。特に解除料と日割りのタイミングの工夫だけでも1万5千円以上の節約になります。
また、MNP転出先のキャリアや販売店のキャンペーン・機種の値下げのタイミングも踏まえると、さらにおトクです。